追悼コンサート
悪性リンパ腫の父が「もう治らない」と宣告を受けたのが1ヶ月前。
それから激動の1ヶ月でした。
父はアマチュアバイオリニストでオーケストラの仲間を誘って室内楽コンサートを年に1回
茨城県守谷市の国際交流センター(ログハウス)で主催してきました。
回数は20回を超えました。
飲食可能なホールということでここがよく使われました。
宣告を受けてすぐにコンサートをやろうという話になり,1周間で開催。
さらにドイツの友人が最後に父と演奏したいということで,8月も開催することで予定を組みました。
(JAOという組織が企画したドイツのアマチュアオーケストラとの交流会によく参加し,
個人でもドイツによく行っていました。行けば団員として扱われコンサートで演奏してました。)
先月のコンサートは急な開催にも関わらず50人以上の方が集まりました。
私もソロギターで参加し,父のリクエストで第3の男のテーマを弾きました。
父は病院から駆けつけ,2時間半という制約で半分ぐらいの時間を演奏し,
他の演奏者の方との共演を楽しみました。
病床にいる人とは思えない力強さでした。
その2週間後,8月のコンサートに向けて病院で練習していたところ,
気分が悪くなって吐血し,2時間ぐらいであの世へ旅立ちました。
好きなことを最後までやって死ぬとは幸せだったと思います。
8月のコンサートで父と共演する予定だったのですが,残念です。
1回ぐらい一緒にやりたかったな~
そのまま,8月のコンサートは追悼コンサートになりました。
ピアノで別れの曲を演奏し,ギターで自作のノクターンを弾きました。
悲しくも楽しいコンサートでした。
父の仲間と会えたのが良かったです。
by 70111_18
| 2015-08-15 19:30
| music